当院は食物アレルギーの患者の方に対する食物経口負荷試験を実施する施設基準を満たした医療機関です。開院以来、2026年7月末日までに1678例の方に実施し、港区内の方だけでなく渋谷区、目黒区、品川区、大田区、中央区、江東区をはじめ都内全域から多くの患者様にご来院いただいております。
食物経口負荷試験は、「16歳未満」の患者の方に対し「年3回まで」は保険診療で行うことが出来ます(医療証をお持ちの方は、通常の受診と同様の扱い)。なお、「16歳以上」の方は、保険診療での実施は出来ませんので自費診療になります。
食物アレルギーを適切に管理していくうえで、食物経口負荷試験は大変重要な検査です。詳細は当院ホームページの「アレルギー専門診療」から「食物経口負荷試験についてのご案内」「食物経口負荷試験実績」をご参照下さい。
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〔食物アレルギーでお悩みの方は是非、下記もご覧下さい〕
【食物アレルギーの適切な管理とは?(2つの重要な柱)】
1:「~を食べたら症状が出て、血液検査をしたら陽性になった」方は、食物アレルギーの診断になりますが、もし「~であっても〇〇g(ml)までなら食べられる」ということが分かれば、“あえて”積極的に食べていく(必要最小限の除去にする)ことで、食物アレルギーを早く治すこと(早期寛解)につながる可能性があります。食べることは、その人に本来備わっている「食べて慣らす免疫機序(経口免疫寛容)」を使うことであり、食物アレルギーの早期寛解につながると考えられています。一方で、少量なら食べられるはずの人が完全除去を続けてしまうことは、その機序を使わないことになり不利益になると考えられています。
2:食物アレルギーの品目であっても「〇〇gまでなら食べられる」と診断がつけば、食物アレルギーの品目表記のある加工品も食べられる場合があります。例えば「固ゆで卵白2g」と「牛乳10ml」が摂取できれば、ほとんどの食パンは1枚は食べられます。「〇〇gまでなら食べられる」という正確な診断と、診断に基づいた適切な栄養食事指導を受けることで、毎日の食生活の質の向上につながり、かつ、1に示した経口免疫寛容もより働きやすくなり、メリットは多大です。
〈1、2を踏まえたうえで食物経口負荷試験の役割〉
食物アレルギーと診断がついたものを再び食べることは、もちろんアレルギー症状の誘発(ときにアナフィラキシー)リスクを伴います。自宅で試し、そのまま救急外来に行ったという話しもよく聞かれます。そこで、アレルギー症状が出たとしても即座に治療できる安全な環境下で摂取可能量を適切に評価していくのが食物経口負荷試験です。食物経口負荷試験終了後は、診断に基づいた栄養食事指導も行い、食物アレルギーを適切に管理〈早期寛解と食生活の質向上〉していくことを目指します。





